2013-01-01から1年間の記事一覧

invitation

夏の話。夕方に涼しい風が混じるようになり、台風の進路予測を伝えるニュースが流れるようになると、夏との別れを感じる。残暑はあくまで残暑であって、かけがえのない2013年8月の夏は、悲しいかな締めの挨拶に入ろうとしている。季節は確かに繰り返すが、そ…

正夢

おでかけの話。 週末は昔なじみの友人達と出かけた。かつてはとても近く、いまはすこし離れている僕たちは、ときおりこうして集まって、かつてあった、いまもある繋がりがこれからも続くようにと、願掛けをするように騒いで笑う。 ひねくれていて臆病な僕は…

神々LOOKS YOU

なんでもない話。 忘れられない瞬間は些細なものばかりだ。酔っ払った帰り道の電柱、朝の駅でしゃがみ込む女の人、揺れる歩道橋。理屈っぽい僕は記憶にすら理由を求めてしまうけれど、きっと脳みその中は想像以上に雑然としているのだろう。非合理は不愉快な…

ストラトキャスターと星と君

表現の話。巧拙を問わず、あらゆる表現は開かれているべきだと思う。どれだけの人に届くか、という結果論の手前に、届けたい、という願いがない表現は、手慰み以外の何物でもない。語るからには覚悟を決める必要がある。こうして書き連ねるたどたどしい言葉…

たのしいかった だいがくせい

大学生活の話。 長い長い大学生活が今日で(ほぼ)終わろうとしているにも関わらず、特に気持ちに波風が立つでもなく、なんだか呆気にとられています。とはいえ、今日という日が大なり小なり、なんらかの区切りであることは間違いなく、区切りは適切に区切られ…